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前回、水の「表面張力」の実験を行ったぞう組のお友だち。
今回は、水の量について考える実験にチャレンジしました。
4本の同じ大きさの試験管に、同じ量の水を用意します。
そこに、大小様々なカップを準備し、試験管の水をそれぞれに入れる事でどうなるのかやってみました。
試験管の水を容器に入れ替えるのは、ちょっとドキドキしました。
「こぼさないように気を付けて」
「うまくできたよ」
水の移し替えの時は、みんな真剣です。
4つのカップに全部の水を移し替えると、
「先生!水の量が多くなった!」
「こっちのお水は少ない」
と、カップに入った水の高さに注目するぞう組のお友だち。
「どのお水が一番多いと思う?」
と聞くと、水の高さで判断する子どもたちが多く、中には「水の重たさで考えてみる!」と、言って、持った時の重さで考える姿も見られました。
見た目にとらわれない、素敵な発想ですね。
水の量について考えた後は、再び試験管に水を戻しました。
試験管に水を戻すと、「水の量がいっしょになった」と、不思議そうに呟いていました。
「魔法かな?」
「カップに移した時も水の量はいっしょだったの?」
「カップの形や大きさが違うから?」
乳幼児は、視覚において、一点に注目する傾向にあるそうです。
大きさが違う容器に水を入れた時に、水の高さに注目する子どもたちが多いのは自然な反応です。
5歳児になると、そこから多角的に物事を捉えたり、考えたりできるようになってくるので、水実験を通して色んな見方や発見ができればと思います。
2023.08.16